共用土地の概要 – 固定資産税税・固定資産税
共用土地とは
共用土地とは区分所有家屋の敷地の用に供されている土地を言います。
区分所有家屋は分譲マンションや共同店舗のように一つの建物の一部分を購入して使用するような建物です。
区分所有家屋についてはこちら
共用土地はこの区分所有家屋の敷地を指します。
共有土地の所有形態と納税義務の形態
1.区分所有者全員によって共有されていない場合
① A氏が所有 ⇒ A氏が全額納税義務を負う。
② A氏とB氏が共有 ⇒ A氏とB氏が連帯納税義務を負う。
区分所有者は建物の各部分を所有し、専有している人のことです。
共用土地を区分所有者以外の者が所有する場合は区分所有者に納税義務は無く、土地の所有者に納税義務が課せられます。
2.区分所有者全員によって共有されている場合
① 共用土地の持分割合と区分所有家屋の共用部分の持分割合が一致している場合(特定共用土地)
⇒ 持分割合に応じて各区分所有者が納税義務を負う。
例えば、税額600,000円の共用土地を甲氏、乙氏、丙氏がそれぞれ3:2:1の割合で所有し、区分所有家屋の共用部分の持分割合と一致している場合は、それぞれ持ち分に応じて、甲氏30万円、乙氏20万円、丙氏10万円の納税義務を負います。
② 共用土地の持分割合と区分所有家屋の共用部分の持分割合が不一致の場合
⇒ 市町村長に認定された割合により案分する。
一定の要件を満たす区分所有家屋の土地については区分所有家屋と同様、当該敷地の各共有者について連帯納税義務を課さないこととし、各共有者ごとに納付すべき税額を算定することとされています。